Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
帳面を同心が取次いで、目安方が読上げます。
奉「この帳面は幸兵衛の自筆か」
萬「へい左様でございます、此の通り格別贔屓にいたしまして、主人の妻は長二郎に女房の世話を致したいと申して居りましたから、私の考えますには、其の事を長二郎に話しましたのを長二郎が訝しく暁って、無礼な事でも申しかけたのを幸兵衛に告げましたので、幸兵衛が立腹いたして、身分が身分でございますから、後で紛紜の起らないように、出入留の手切金を夫婦で持ってまいったもんですから、此の事が世間へ知れては外聞にもなり、殊に恋のかなわない口惜紛れに、両人を殺したんであろうかとも存じます」
奉「長二郎、此の帳面の通り其の方手間料を受取ったか而して柳が其の方へ嫁の口入をいたしたか何うじゃ」
長「へい、よくは覚えませんが、其の位受取ったかも知れませんが、決して余計な物は貰やアしません、又嫁を貰えと云った事はありましたが、私が無礼なことを云いかけたなぞとは飛んでもない事でございます」
奉「それはそれで宜しいが、何故斯様に贔屓になる得意の恩人を殺したのじゃ、何ういう恨か有体に申せ」