Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ノンセンス
呑仙士
夢野 久作
Lesen Sie 呑仙士 (ノンセンス) von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.104 Zeichen · 5 Bildschirme
大至急に酒を命じて二階に上った。
それから二階で又盛んに飲んで、歌って、死生の契りを固めているうちに、とうとう飲み潰れて二人ともグウグウ寝てしまった。
あくる朝松石君が眼を醒ますと、傍に知らない男が寝ている。ハテ、何処の宿屋に泊ったのか知らん……と思って天井や床の間を見廻すと、たしかに自分の家である。
松石君は仰天して二階から駈け降りた。台所で赤ん坊を背負って茶漬を喰っている細君を捕えて詰問した。
「二階の男はアリャ何だい」
細君も仰天した。
「……まあ……アナタ御存じないの」
「知るもんか。あんな奴……」
「あら嫌だ。昨夜、貴方が親友親友って言って連れて来て、二階でお酒をお飲みになったじゃないの。そうして仲よく抱き合ってお寝みになったじゃないの」
「馬鹿言え。俺あ今朝初めて見たんだ」
細君は青くなってしまった。
「まったく御存じないの」
「ウン。全く……」
そんな問答をしているうちに、松石君はやっと昨夜の事を思い出したので、思わず頭を掻いて赤面したと言う。
「困るわねえ。貴方にも……まだ寝ているんでしょう」
「ウン。眼をウッスリと半分開いて、気持よさそうに口をアングリしていやがる」