Japanische Klassiker mit Furigana
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こくみんきょういくのふくほんい
国民教育の複本位
大隈 重信
Lesen Sie 国民教育の複本位 (こくみんきょういくのふくほんい) von 大隈 重信 (おおくましげのぶ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.417 Zeichen · 11 Bildschirme
〔男女複本位の社会〕
けれども過去二十有余年間の明治教育というものは、男子教育に偏しはしないかとの嫌いがありまして、未だ以て国民の教育が完備したと申す事は出来ません。
〔男女複本位の社会〕
一体この社会の源は何であるか。国の源は何であるということについて考えてみますると、まず国民。国民の源は何である。夫婦。夫婦というものは即ちあらゆる国の、すべての社会の、原素になるものであります。然るに遺憾ながら日本に於てはこの男女の関係というものが甚だ漠然たるもので、まず概ね何事にも服従という義務を教ゆる他に何もない。ちょっと譬えを申すなら、近頃貨幣の問題が世の中に盛りになって参りましたが、その貨幣問題には色々説がある。単本位、複本位、あるいは金本位、銀本位、金銀両本位という説がある。然るに日本ではこれまで単本位であった。即ち国民というものは男に限られた。社会のあらゆるものは男が支配するものであるという一つの本位説が行われた。またすべて男女の関係というものは、女子はただ服従の義務という本位を守らせられた。言換うれば服従主義、即ち国民というものは、単本位主義に今日までなっておりました。