Japanische Klassiker mit Furigana
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こくさいさつじんだんのほうかい
国際殺人団の崩壊
海野 十三
Lesen Sie 国際殺人団の崩壊 (こくさいさつじんだんのほうかい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.767 Zeichen · 31 Bildschirme
反射鏡から飛びのくと、傍の電話器をつかんで、自棄に信号をした。
「キミちゃん。早く信号しろ!」
そう言ったかと思うと、椋島技師は、気が変になったようになってコック部屋を飛び出した。
おキミは、素早く側の窓を開くと、窓の下に腰をかがめ、右手を水車のように廻すと、何か黒いものをパッと窓外になげた。なにか街路の上で爆発するらしい音がして、スーウと青い光が閃いた。パンパンと音がして、ヒューッと銃丸が窓外から、おキミの頭をかすめて衝立にピチピチと当った。そのとき遅し、例の会合のある室の大きな硝子窓が、バシーン、ガラガラというすさまじい音響をたてて壊れ始めた。何だか真黒な大きいものが、あとからあとへと硝子窓に飛んできては、硝子という硝子を悉く壊してしまった。例の室内は硝子の破片がバラバラと雨のように降った。硝子の雨を浴びた一座のものは奇声をあげているばかりで、逃げ出そうとする気配はなかった。どうやら、その前に、一同は毒瓦斯に幾分あてられているかのように、その場にグッタリと身体をのばしていた。硝子の破片で傷ついているものもあるようであったが、別に痛そうな顔をしていないのは、中毒作用のせいであろうと思われる。