Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちていせんしゃのかいじん

地底戦車の怪人

海野 十三

Lesen Sie 地底戦車の怪人 (ちていせんしゃのかいじん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 55.000 Zeichen · 111 Bildschirme

Aozora Bunko

さわぎのため、監房の入口はあいたままで、番をしているものはない。今だと思った彼は、氷上へとびだしたのだ。そして、とっさに思いついてリント少将を地底戦車の中へさそいこみ、缶詰にしてしまったのだ。そして早いところ氷の中へもぐってしまったのだ。そのとき彼は、一つのすばらしい計画をおもいついていたのだった。

「……早くいってくれ。何でも、君の要求にしたがう。だから、外へ出してくれ」

「外へ出せといって、今はもう、氷の中に入っているのです。おのぞみなれば、このまま海底ふかく、墜落してみてもいいのです」

「もうわかった。君は、余を、不名誉きわまる捕虜としたうえ、東洋流の、ざんこくなる刑にかけようというのだな」

「ざんこくは、東洋よりも、むしろ閣下の国で、さかんに行われているではありませんか――しかし、そのように、外へ出たいといわれるなら、出してさしあげましょう。しばらく待っていただきましょう」

沖島速夫は、どこまで胆力がすわっているのか、ゆうゆうと、リント少将に対しているのだ。

地底戦車はどこへ

沖島速夫は、操縦席にのぼると、地底戦車を、ぎりぎりと、前進させ始めた。