Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちていせんしゃのかいじん

地底戦車の怪人

海野 十三

Lesen Sie 地底戦車の怪人 (ちていせんしゃのかいじん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 55.000 Zeichen · 111 Bildschirme

Aozora Bunko

パイ軍曹とピート一等兵とは、顔を見合せた。そして、おたがいに、うなずきあった。

(どうだ、こううるさくては、かなわんから、降参してしまおうじゃないか。せめて、われわれが地上に出られるまで……)

(へい、大賛成です!)

二人は、そんな風に、早いところ、眼と眼とで、相談をしてしまった。

「ええ、黄いろい幽霊どのに申上げます。以後両人は、貴殿を、絶対に上官だと思い、服従いたします。その代り、貴殿のお力をもちまして、どうかわれわれを、再び地上に出していただいて、もう一ぺんだけ、陽の光や、鳥の飛んでいるところや、それから、酒壜やビフテキまで見られますように、どうぞどうぞお助けください。アーメン」

二人は、黄いろい幽霊を、神様あつかいにまで、してしまった。

「ふん、そういう気なら、願いは、聞き届けてやる。きっと、今いったことを、忘れるなよ」

「は、決して忘れませぬ。アーメン」

どこまでも、黄いろい幽霊は、神様あつかいであった。

快男児沖島

この黄いろい幽霊とは、そも、何者であろうか。

これは、彼の自らいうように、幽霊ではない。そうかといって、アーメンと、あがめたたえられているように、神様の化身でもない。