Japanische Klassiker mit Furigana
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ちていせんしゃのかいじん
地底戦車の怪人
海野 十三
Lesen Sie 地底戦車の怪人 (ちていせんしゃのかいじん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 55.000 Zeichen · 111 Bildschirme
「うわーッ、こいつは、たいへんだ」
と叫んで、おどりあがった。
「あっ、軍曹どの。そんなに、あばれちゃあぶない」
といううちに、二人は折り重なって、床のうえに、ひっくりかえった。
「おお、痛い。ピート一等兵。早く、扉をあけろ。外には、我が軍が、待っているそうだ。早くしろ」
「わが軍が……。ああ痛い。腰骨が、折れてしまったようです。軍曹どの。あなたにおねがいします。自分には、出来ません」
「わしに出来るなら、きさまに頼みやせん」
パイ軍曹は、渋面をつくっている。
「じゃあ、僕があけよう」
沖島は、そういって、天蓋のハンドルに手をかけて、力一杯ぐるぐるとまわした。
すると、さっと、白い光が、外からさしこんできた。それとともに、新しい空気が流れこんだ。サイダーのように、うまい空気であった。
「おお生きていたか」
外から、アメリカ訛りの英語がきこえた。
武勇伝
地底戦車中から、はいだして、今、三人は、氷上に整列している。
前には、天幕が、四つ五つ張られてある。あたりは、一面のひろびろとした氷原であった。
「一番から、官姓名を名のれ」
三人の前には、一団の防寒服を身にまとった軍人が、立ち並んで、三人をじっと睨んでいる。