Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

Lesen Sie 地球要塞 (ちきゅうようさい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 71.834 Zeichen · 144 Bildschirme

Aozora Bunko

――吸音器からのこえが、急に大きく、明瞭になってきた。

「司令、たしかにこの方位にちがいないのですがなあ」

と、アメリカ訛りのある英語が!

クロクロ島の秘密――驚くべし十万トンの怪物

さすがの私も、その話ごえを耳にしたときには、背筋がすーっと、寒くなった。

(ふん、やっぱり、そうだったか。汎米連邦の軍艦だな)

艦の位置は、今や、ほぼクロクロ島の真上にあるのだ!

「先任参謀、測量班へもう一度、注意をうながせ」

「はい」

司令が、命令を出したようだ。

「――測量班、深度測定をやっとるか」

「はい、やっております」

と、崩れたこえだ。艦底に陣取っている測量班が応えた電話のこえであろう。高声器が、潮風に湿っているようだ。

「やっているか。まだ深度異常は認められないのか」

「はい、一向変化がありません。この辺の海底は、三十メートル内外で、殆んど平らであります」

哨戒艦は、しきりに、水深を測っているらしい。

「島影も見えず、沈下した様子もないとは、変だなあ。――どうだ、水中聴音器で、立体的にも測ってみたか」

「もちろんですとも。しかしお断りするまでもなく、水平方向は一万メートル以上は、指度があやしいのです」