Japanische Klassiker mit Furigana
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ちきゅうようさい
地球要塞
海野 十三
Lesen Sie 地球要塞 (ちきゅうようさい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 71.834 Zeichen · 144 Bildschirme
天井は高く、五十メートルばかりもある。
四囲の岩壁は、青味をおびた黒色をしていて、そのうえに、苔や海草が生え、艇が水を動かすものだから、ゆらゆらと揺れる。
この洞穴は、向うへも抜けられるようになっているが、洞内の海水は澱んでいて、ほとんど流れがない。
岩壁には、太いパイプに、蓋をかぶせたようなものが、あちらこちら合計して六つほども、飛び出している。大きいのもあれば、小さいのもある。これは、岩礁の中にある部屋部屋への耐水入口である。
オルガ姫は、巧みに、艇をこのパイプへ寄せた。
艇は胴中から、同じようなパイプが、くりだされる。そして、それが伸びて、岩壁のパイプの蓋とぴったり合う。こうすれば、艇内と岩壁の中とが、耐水性に保たれるのであった。あとは、艇のパイプの蓋を開き、それからその奥に見える岩壁のパイプの蓋を開く。こうすれば、艇内と岩壁の内部との交通路が開ける。
万事は、オルガ姫が匐い出して、うまくやってくれた。
私が呼ばれたときには、この通路が、既にちゃんと出来ていて、オルガ姫は岩の中から、私に声をかけたのであった。
私も、つづいてパイプの中に匐い込み、向うへ通り抜けた。