Japanische Klassiker mit Furigana
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だいうちゅうえんせいたい
大宇宙遠征隊
海野 十三
Lesen Sie 大宇宙遠征隊 (だいうちゅうえんせいたい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 53.967 Zeichen · 109 Bildschirme
そのようにして、博士は、ムービー氏の行方不明になったのちも、天文台にたてこもって研究をつづけているうちに、ついに思いがけない大発見をした。それはなんであったかというと、そのころ、天の川の端に近く、ほんのかすかな光を見せて一つの彗星がうごいているのを発見したのであった。これこそ後にムーア彗星と名づけられた新発見の彗星であった。ムーア彗星を発見したことも、わが緑川博士のお手柄であったが、それよりももっともっと大きなお手柄はこのムーア彗星には、例の超放射元素のムビウムが、非常にたくさんあって、しかも彗星の周囲へ、ムビウムをまきちらしているらしいことさえ分ったのである。
これこそ、大発見中の大発見だ! ことにこの大発見が、緑川博士がかねて考えていた計画に非常にふかい関係がある。つまり、あのたくさんのムビウムをあつめることができれば、それにより、博士が前に研究してあった新動力発生法を、本当にやれるぞと思ったのである。
なるほど、できそうである。ただし理屈の上だけでは……。だが実際にやるには、なかなかむずかしい。なぜかというと、はるかの天空を、飛行機の何万倍だか何十万倍だかのはやさで走っている彗星の中から、ムビウムを採ることは、とてもできそうではない。