Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいうちゅうえんせいたい

大宇宙遠征隊

海野 十三

Lesen Sie 大宇宙遠征隊 (だいうちゅうえんせいたい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 53.967 Zeichen · 109 Bildschirme

Aozora Bunko

そこでこの奇怪な目にあっている第四斥候隊からの報告が切れた。

すると、すぐ続いて、今度は第五斥候隊からの無電がはいって来た。

「お、第五斥候隊からの報告だよ、うむ、うむ、無事だったと見えるな」

艇長は、ひとりでつぶやいて、ひとりで頷いた。そしてすぐ又、いそがしく鉛筆をはしらせている無電員の手もとを見つめていた。

“第五斥候隊報告。わが隊の携帯用無電機眼がけて拳をふりあげて来った怪物団は、その甲虫の如き頑丈なる身体つきにも拘わらず、力ははなはだ弱きことを発見せり。

彼らはわれわれの強力無双なるに驚愕せらるものの如し……”

「ふーむ――」

辻中佐は、その報告を読んで、にやりとした。この第五斥候隊が、自分で自分たちのことを強力無双などと大変な力持ちのようにいっているのには、わけがあった。つまり、ここは月世界なのだから、地球に比べて重力は六分の一しかないのである。地球上で十キロのものしか持ち上げられない者も、この月世界に来れば、実に六十キロの大岩石を悠々と持ち上げてしまうことになるのだ。地球上の六倍の力もちになってしまうのである。だから、第五斥候隊となっている艇員たちは、誰も彼も、二百キロぐらいの大岩石を、平気で投げ飛ばすほどの力持ちばかりが揃っていることになるわけである。