Japanische Klassiker mit Furigana
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だいこのは
大根の葉
壺井 栄
Lesen Sie 大根の葉 (だいこのは) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 24.854 Zeichen · 50 Bildschirme
たいがい、いまどきの若いもんは気が強いぞなあ、一ぺんでげんが見えにゃ二へんでも三べんでも仕直しするんじゃいいますがいな。ほんまに恐ろしやの、目の子の玉に針さしたりして、えい目もつぶれろぞ思いますけんど、何せ日本でも名高い医者のいうことじゃというし。――昔からそこひは直らんといわれとるせに、何かしらん直るいうのが嘘のような気がして、あれが町の医者にだまされとんじゃないかと気がもめますがいな。」
「ほんになあ、そんな生まれ子にまでそこひじゃこというたりして、かわいそうに、嫁さんも苦労しましょし、えらい金入りでござんしょうぞなあ。」
「へいな、銭のある衆はよろしいけんど、うちらのような貧乏人にゃ、たまらんぞな。」
「ま、何をおっしゃる、おばさんのような。」
ばあやんが急に笑うと、おばあさんはよけいまじめな声になった。そして押さえつけるような声で、
「いいええ、ほんまのとこたまりゃしませんぞな。貧乏人のするこっちゃないぞな――ちっとは信心でもすりゃよろしいけんどな。第一あれに信心ごころが一つもないんじゃせに、しょうがない。信心にゃ金はかからんせにいうても、ただに医者医者いうてな。