Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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たいくうまかん

大空魔艦

海野 十三

Lesen Sie 大空魔艦 (たいくうまかん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 31.098 Zeichen · 63 Bildschirme

Aozora Bunko

と、まっさきにいったのは丁坊少年だ。

「だが、食料は半分になったし、死傷は十名にのぼる。これではとてもつよい決死隊をつくるわけにはゆかない」

と、他の隊員が元気のないことをいった。

すると大月大佐は、ぬっと立ちあがり、

「隊員のかずがすくなくなっても、日中戦争の徐州攻略のときのように、うまい作戦をたてれば成功することもあるんだ。よし、やっぱり決死隊を作って一か八か攻めてゆこう」

「それがいい。ばんざーい」

と、元気のいい隊員は両手をあげて、隊長の考えに賛成した。

「うむ、それではこれから作戦を考えよう。人数はすくなくとも、必ず成功するという戦法をみんなで考えだすのだ」

夜をとおして、みんなが智恵をしぼったあげく、これならまず大丈夫という作戦がきまった。

そこでいよいよ決死隊のかおぶれがはりだされたが、隊員の数は、前より五名減って、十人となり、怪我をした者はみな天幕に留守番をすることとなった。もちろん決死隊長は大月大佐であり、大佐は甲組四名をひきつれてゆくこととし、松川学士は乙組四名をひきつれ、二隊になって進むこととなった。

丁坊は乙組になった。

決死隊出発