Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.722 Zeichen · 286 Bildschirme

Aozora Bunko

「なるほど」

「旅籠屋へ着いたら、第一にその土地の東西南北の方角をよく聞き定めて、家作りから雪隠、裏表の口々を見覚えておくこと……」

「うん」

「もしまた、馬や、駕籠や、人足の用があらば、宵のうちに宿屋の亭主にあってよく頼んでおくがよい、相対でやると途中困ることがあるものだ。朝起きては膳の用意をするまでに仕度をして、草鞋をはくばかりにして膳に向うようにしなくちゃならねえ」

「うん」

「朝はせわしいものだから、よく落し物をする故、宵のうちによく取調べて、風呂敷へ包んで取落さぬようにしなくちゃならねえ」

「なるほど」

「旅籠屋は定宿があれば、それに越したことはないが、初めてのところでは、なるたけ家作りのよい賑やかな宿屋へ泊ることだ、少々高くてもその方が得だ」

「そうかなあ」

「道中で腹が減ったからといって、無暗に物を食ってはいけねえ、また空腹へ酒を飲むのも感心しねえ……酒を飲むなら食後がいいな、暑寒ともにあたためて飲むことだよ、冷は感心しねえ」

「おいらは酒は飲まねえ」

と米友がいいました。

「そうか、では道中は、別してまた色慾を慎まなければならぬ……道中には、飯盛だの売女だのというものがあって、そういうものには得て湿毒というものがある」