Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 30.484 Zeichen · 60 Bildschirme
お角さんの言葉によるとちょうさんがちょうはんになっている。ちょうさんの説明は前に言った通りですが、ちょうはんとなると僅か一字の相違で、内容も形式も全く別なものになる。すなわちちょうはんというのは「ばくち」の一種で、丁よ、半よと、輸贏を争うことの謂いなのであります。これによると、お角さんという人の頭には、ちょうさんの解釈が成り立っていない、一途にちょうはんと受取ってしまっている。すなわち、丁よ半よと血眼になって勝負を争ったことのためにお手入れがあって、それがために捕われてお仕置になっている、と受取る方がお角さんの頭には通りがよい。
ちょうはん、ちょぼいちの罪の罪たるべきことはお角さんの頭にもある。ただ、そのちょうはん、ちょぼいちを弄したということのために、今日明日のうちに首がコロリというのは、ところ柄かも知れないが厳し過ぎる。まして、あの正直一方の米友が、ちょうはん、ちょぼいちなどにひっかかる人物でないということは、お角親方が頼まれなくとも保証するところである。それがためにお角さんの激昂が一層、煽られていると見なければならぬ。
十三