Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.838 Zeichen · 204 Bildschirme
そうして釈明して言うことには、
「驚いてはいけません、あれが反芻の反芻たる所以なんです、意味がわかって歌っているんじゃありませんよ、消化しきれない頭の中のウロ覚えが、興に乗じて飛び出して来るだけのものですが、知らない人は、ちょっと驚かされます」
「ですけれど先生、わけがわかるにしても、わからないにしても、これには驚かないわけにはゆかないじゃありませんか、勧学院の雀どころじゃありませんもの」
「は、は、は――門前の小僧のためにしてやられましたね」
「ほんとうに門前の後世畏るべしでございます、田山先生のお仕込みのほど、全く怖るべきものでございます」
玉蕉女史は、改めて、船べりをさまよう清澄の茂太郎を見直しました。が、茂公は、この閨秀の詩人をして舌を捲かせていることはいっこう御存じなく、例の般若の面は後生大事に小脇にかかえて、なおしきりに月に嘯きながら、更に続々となんらかの感興が咽喉をついて出るのを、しばらくこらえているようでしたが、勢いこんで、
とっても
とっても
勿体なくて
上られえん
とっても
とっても
右のように喚き出したかと思うと、
さんさ時雨か
かやのの雨か
音もせで来て