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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.838 Zeichen · 204 Bildschirme

Aozora Bunko

というのです。

それだ! 更に突っこんでその点を厳しく尋ねてみると、いよいよそれに相違ない。駕籠脇について来たのは仙台名代の親分で仏兵助という者――ここで一行が暫く休んでいるうちに、兵助親分が、「おとっさん、あの駕籠の中へ、温けえうどんを一ぺえ、くれてやってくんな」というような情けを見せたのが仇となったようです。

うどんを一杯、駕籠のところまで持って行ってやると、そのうどんを食べるには、どうしても小手をゆるめてやらなければなりません。

兵助親分にしてみれば、なあに、俺がついている――いいようにしてやれというはらがあったので、うどんを口へ運ぶだけの手のゆとりを許したものらしい。

そうすると、非常に有難がって、旨そうにそのうどんを食べてしまったが――食べてしまうと丼の中に、どうして入れたか小判が二枚あったそうです。

誰が丼の中の二枚の小判を最初に認めたか、それはわからなかったが、とにかく、非常に神妙に、丁寧に、一椀のうどんにお礼を言ってしまってから、あとの願いがまことに申し兼ねたことですが、用便がいたしたいということでした。

それは兵助親分の同意を得たわけではないが、誰か近くにいた目明しのお目こぼしで、駕籠から出して、無論、厳重な附添の下に雪隠へ案内をしたのが運の尽きでした。