Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠2

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠2 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.601 Zeichen · 387 Bildschirme

Aozora Bunko

「何ですと、あの人が首になる? そりゃまた、どうしたわけでしょう」

「どうしたわけだか、そりゃお前様の方が胸に覚えがおありなさるでしょうから、申し上げるまでもありませんが、まあ勿体をつけずに底を割ってお話し申し上げれば、こういうわけなんでございます。七兵衛と私とが、お前様とあの盲目の先生とをつけ覘ったのは昨日や今日の話じゃあございません、浜松の大米屋以来のことで。私の方は初手からの他人だが、七兵衛の方はお前様にお近づきがある、その上もう一人の盲目の剣術の先生、あれが大変なもので、七兵衛はあの先生を尋ねるためにこの東海道は幾度歩いたか知れねえと言うんで。そういうわけでございますから、道中こっちの方にはちゃんと仕組みが出来ていたんで。巧く企んで、あの先生をこっちのものにしてしまう、細工は隆々、今日という今日は、きれいに生捕ってしまって、さいぜん駕籠にお乗りなすったままそっくりお連れ申して、そこで今頃は三保の松原へ連れて行かれて、首になっているだろうと、こういうわけなんで」

「わたしにも似合わない、すっかり老爺に引っかけられてしまった」

お絹は駈け出して、前の茶店の方へ行こうとすると、