Japanische Klassiker mit Furigana
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たいしゅうぶんげいもんどう
大衆文芸問答
国枝 史郎
Lesen Sie 大衆文芸問答 (たいしゅうぶんげいもんどう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.205 Zeichen · 17 Bildschirme
答「けだし是は名言です。まさしく大衆文芸は、純文芸と比較して、却って思想を織り込み易い、そういう型を持って居ります」問「簡単に説明を願い度いもので」答「純文芸というものは、非常に極端に神経質に、完璧ということを必要とします。ですから思想を織り込むにしても、完璧性を傷付けないように、織り込まれなければならないのです、然るに一方大衆文芸は、勿論完璧は望ましいのですが、純文芸のそれのように、そう極端に神経質に、完璧ということを必要としません。尤も夫れだから純文芸家達から、長い間外道視されたんですがね。で、そんなように大衆文芸は、完璧性の方面では、今日大いに得をして居ります。即ち思想を露骨に織り込み、完璧性を傷付けた所で、叱られないというわけです。ですから大衆文芸は、寧ろ思想を織り込み易い、そういう型の文芸ですよ」問「それにもかかわらず大衆文芸は、思想を織り込んでいないのですか?」答「これも遺憾乍ら芥川さんの説に、従わなければならないのです。尤も例外もございます。中里介山さんや白柳秀湖さん、それから時々テイマ小説のような、そういう作をする土師清二さんも、その一人として数えられましょう」