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Japanische Klassiker mit Furigana

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おおさかをあるく

大阪を歩く

直木 三十五

Lesen Sie 大阪を歩く (おおさかをあるく) von 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 32.964 Zeichen · 65 Bildschirme

Aozora Bunko

ない)、お前は米の飯で、断髪はチョコレートみたいだから、安心しろ、と云っても、何うせ妾は御飯のように、ぶよぶよしていますわ、と、泣いたり、あれは、マヨネーズだと、三年越教えてやっても、そらネズよ、サラダにかける、と、とうとうネズを、小僧にまで、通用させて、今日は、ネズは未だ御座いますか、と云って女中を、びっくりさせたが――東京の女は、手帳の端にでも控えておいて、そら、マヨネズよ。無いって、あらら、マよ、マヨネズよ、位で、一度、赤面すると、覚えてしまう心がけがある。

私は、毎月一度、来阪するが、大阪の女で、ぴったり洋服の似合っているのは、ダンサア位のものである。私の生れた町内の如き、未だに、揚げをつけた洋服をきた少女がいるし、それも、せいぜい十二三までで、齢頃の女が、洋装すると、不品行と、同一に考えている。私の親爺の如きも「ええ齢をして、洋装しとる。あんな娘はあかん」と、主張している。

だが、私の娘の如きは、今年十五であるが、フランスの流行雑誌を買ってきて、自分で注文をして作らせている。私が二十円以下というと、ぷっとふくれるだけで相当な物を見立てている。