Japanische Klassiker mit Furigana
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てんにょとおばけ
天女とお化け
小川 未明
Lesen Sie 天女とお化け (てんにょとおばけ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.886 Zeichen · 10 Bildschirme
ほかの子には、そんなこともありませんが、よく、ねこと遊んでいて、おかあさん、このねこはどんなことを、思っているでしょうかねと、聞くのであります。それは、おかあさんにも、ねこの心の中はわからないよ、ねこに聞いてみなければねというと、あの子は、ちょっと見ると、ずるそうだけれど、また、むじゃきだから、ねこは、かわいがられるんだねといって、いつまでも、ねこを見ているのでございます。」と、母親は答えました。
この話を聞くと、教師は、だんだん、秀吉に顔を見られるのを、気味悪く思いました。どうかして、あの子供を、学校へよこさないようにする工夫は、ないものかと考えました。
「おかあさんに聞きますが、あの子は、小さいとき、脳膜炎をわずらったことがありませんか。」と、教師はたずねたのです。
母親は、自分の子供が、白痴でないかと、いわれていると気がついたので、
「そんな覚えも、ございませんが。」と、さすがに言葉をにごしていました。
「あれで、なかなか人の気持ちや、腹にかくしているようなことを、よく当てる妙なところがあります。」と、彼女は、最後に、その特長をいって、子供を弁護しました。