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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふしぎなとおめがね

奇妙な遠眼鏡

香倶土 三鳥

Lesen Sie 奇妙な遠眼鏡 (ふしぎなとおめがね) von 香倶土 三鳥 (かぐつちみどり) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.759 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

自分はこんなに面白く遊んでいるが、うちの人はどうしているだろうと思いながら、眼鏡を眼に当ててみますと……大変なことが見えました。

リイが人間の世界を遠眼鏡でのぞいた時は、もうこの前見た時から三十年も経っておりましたので、リイのお父さんやお母さんも、それからアアとサアのお妃の父親の王様も死んでしまって、アアもサアも立派な鬚を生やした王様になっておりました。

一番兄さんのアア王は今一本の手紙を書いて、弟のサア王の国へお使いに持たせてやっております。

その手紙にはこんなことが書いてありました。

「おれとお前とはこの国を半分宛持っている。しかしおれはお前の兄さんだから、お前はおれの家来になって、お前の国をおれによこしてもいいと思う。そうすればお前はおれの一番いい家来にしてやる。けれどももしお前がイヤだと云うのなら、おれは何にでもあたる鉄砲を持っているから、ここからお前を狙って打ち殺してしまうぞ」

この手紙を見た弟のサアは大層怒りました。

「いくら兄さんでも、半分宛わけて貰ったこの国を取り上げるようなことを云うのは乱暴だ。そんな兄さんの云うことは聴かなくてもよい。