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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふしぎなとおめがね

奇妙な遠眼鏡

香倶土 三鳥

Lesen Sie 奇妙な遠眼鏡 (ふしぎなとおめがね) von 香倶土 三鳥 (かぐつちみどり) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.759 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

鉄の鎧を着ていればいくら鉄砲だってこわいことはない。今から兄さんと戦争をしてやろう」

と、すぐに家来に戦の用意をさせました。

このことをきいた兄さんのアア王は大層憤りまして、

「おのれ、サア王の憎い奴め。兄貴の云うことをきかないで戦争の用意をするなんて憎い奴だ。それならこっちから戦争をしかけて滅茶滅茶負かしてやれ」

と云うので、すぐに兵隊を呼び集めました。

アア王とサア王の妃はもともと姉さんと妹ですから、大変心配をしまして、いろいろに二人の王様の戦争の用意を止めようとしましたが、二人ともなかなか云うことをききません。

二人のお妃は只泣くよりほかはありませんでした。

この有様を月の世界から見たリイは、月姫にこう云いました。

「私はこの戦争を止めに行かなければなりません。そうして二人の兄さんが一生涯戦争をしないようにしなければなりません」

月姫はこれをきいて、

「ほんとに早く止めて上げて下さいまし。二人のお姉様がお可哀想です。けれども、どうしてこんな大戦争をお止めになるのですか」

と眼をまん丸にして尋ねました。

リイはニッコリ笑いながら、

「まあ見ていて御覧なさい」