Japanische Klassiker mit Furigana
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じょせいしけんきゅうのたちばから
女性史研究の立場から
高群 逸枝
Lesen Sie 女性史研究の立場から (じょせいしけんきゅうのたちばから) von 高群 逸枝 (たかむれいつえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.097 Zeichen · 10 Bildschirme
ものである。
すなわち、前に述べたように、母系族制がその懐中で漸次父系のそれを発展確立せしめながらも、なお組織的に根幹をなしていたことの中に、わが上代女性の高地位の理由は求められるであろう。
この点で、スペンサーの学説は我には当たらない。しかるに、スペンサーの学説をそのままわが国にあてはめて、漫然わが古代女性の低地位説を唱え、男尊女卑思想を正当化する滑稽をあえてしているものが多い。
もっとも、これらのひとびとも、わが古典にあらわれた女性の地位の高さを、全然無視することはできないが、天照大神を男性化すると同じ考え方で、「景行紀」や中国の「魏志」などに見えるわが女性酋長のことなどでも、局部的な変態として片づけるといった具合いであって、まったく学者的な良心を喪っているのである。
中国史中に、日本の官名を「たま」というと見えているところの国魂時代に、女性国魂が存在していただろうことは、「伊勢風土記」の神武事跡中に見え、崇神以後大化にいたる国造時代には、女性国造があったことも、「古事記」や「播磨風土記」等に徴せられる。
これらの俗は永く地方に伝統し、鎌倉時代の地頭制に、女性地頭が、「吾妻鏡」