Japanische Klassiker mit Furigana
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じょりゅうさっかたなん
女流作家多難
宮本 百合子
Lesen Sie 女流作家多難 (じょりゅうさっかたなん) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.592 Zeichen · 4 Bildschirme
こう話すと大へん抽象的な答えであって、少し冗談をいえば、私に生れつきもうちょっと気のきいたジャーナリスティックな答を思いつく気質のないようなところが重荷の一つであるようなものですが、考えてみるとなかなか面白いと思う。つまり私のように重荷として考えてみれば実際日常すべての面に重荷を負っている者が、その荷の現実的な性質とその必然性を自分なりに理解していることで、心持の上では、刻々重荷とは感じないで生きているということ、そういう人間の生活に対する力というものは面白いものであると思う次第です。
いつぞや窪川稲子が『婦人文芸』に現代の婦人作家が社会生活の点から負うている重荷のことについて書いていたことがありますが、実際、今日の社会で女としての生活、婦人作家としての生活をふたつながら立派に打ちたててゆくということは非常な努力のいることであります。
芸術的創作というものはただ自分の負うている重荷を重荷としてだけ感じたところで、それは芸術品として創りあげられるものではなくて、やっぱり広い目から自身の重荷の本質を見きわめてはじめてそれを作品化することができる。だからさまざまな点で大きい意味のある社会的な経験をへたとしても、その婦人に十分の把握力がなければ作品としてそれだけの客観的価値を持つことが困難になってきます。