Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいがくいっぱん
妖怪学一斑
井上 円了
Lesen Sie 妖怪学一斑 (ようかいがくいっぱん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.905 Zeichen · 23 Bildschirme
それは、一首の歌を詠み、「ゆらのとを渡る船人かぢをたえ行方も知らぬ恋の道かな」といいて唱えます。
つぎに、マジナイの一種で、食い合わせ法というものがあります。例えば、河豚にあたれば、樟脳の粉を湯に溶解してこれをのみ、吐血をなせば、串柿を黒焼きにし、これを粉にしてのみ、あるいは、打咽には柿のへたを紛にしてこれをのみ、耳に水が入れば、魚の目玉を黒焼きにしてのみ、蟹の毒にあたれば紫草を食し、西瓜にあたれば唐辛を食し、火爛には渋を塗り、歯痛にはその歯に「南」という字を書くがごとき、その他「おこり」といって、すなわち瘧ととなえる病を療治する方法のごときも、いろいろありますが、従来日本の慣習として、これを医師の手にゆだぬることをなさず、すべてマジナイのごとき法をもって、これを治することになっております。
これらは、ほぼその理由を推考することができまするが、少しく普通人の考えをもって解し難いと思うのは、人の吉凶禍福を卜することである。これは、一つには夢によってその運命いかんを知ると申します。しかしてこの法は、ひとり人事に関する吉凶禍福のみならず、また、よくすべて未来に起こる事柄を、夢によって卜し得るということである。