Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいがくいっぱん
妖怪学一斑
井上 円了
Lesen Sie 妖怪学一斑 (ようかいがくいっぱん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.905 Zeichen · 23 Bildschirme
また、果たしてこれが説明し得べきものであるかいなやということも、疑点の存するところである。ゆえに、私はその理由を説明することはこれを後日に譲り、今日はただその種類についてのみ申し上げようと思います。
今、まず偶然について、空間上の偶合と時間上の偶合を合して、その種類をお話し申します。前、申し述べましたとおり、今ここにあった事柄と、千里も二千里も遠くにあった事柄が合するということは、極めてめずらしきことであって、通常起こるのは、多く近い所にある。のみならず、ずいぶんこれらは説明ができることであります。まず、通常なにびとにも分かりやすいことから、お話をいたすつもりであります。(謹聴)
世間では、よく翌日の天気を今日予知するということを申します。実に不思議である、分かるわけがない、あるいは分かるかも知れませんが、しかしわれわれの力では到底分かるわけに参りません。しかし、よく世の人が天気を占うということを申しますが、これとても全くなんらの原因もなくして占うのでなく、多少の経験によってこれを知ることができるのでありましょう。たとえば、月が暈をかぶれば雨であるとか、夕やけがすると天気の前兆であるとか、あるいは行灯の灯心にちょうができれば天気の兆候であるとか、鍋墨に火が付けば晴天の兆しであるとかいうごとく、従来の経験