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Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいだん

妖怪談

井上 円了

Lesen Sie 妖怪談 (ようかいだん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.157 Zeichen · 25 Bildschirme

Aozora Bunko

必ず昼間でも星はあるべきです。ある器械の力をかりてみますれば、認め得らるるものです。しかるに、昼間においてはわれわれの肉眼では見えませぬ。なにゆえでございましょう。すなわち、太陽の光あまり大なるがゆえに、比較的微力なる星は、覆いかくされたものであります。それゆえに、ひとたび日食にでもなりますと、きらきらと星は光り輝くのであります。

さように、われわれの夢は心の中に常に潜在して、ほかの活動やまば、ただちに出でんとしております。さめたるときは強きほかの刺激を受けますから、夢はかくれて出ませぬ。ひとたびこの刺激を休みますれば、ただちに夢は現れ出でます。すなわち、このかすかなる妄覚は、真実の強き刺激には耐え得られずして、消滅し去るものであります。なんによらず、静かなるときはかすかなる力も大なるがごとく、遠き所のものも近きがごとく感ずるものは、他の騒然たる障害のために覆われておったものが、その覆いから出でたのであるから、意外の感がするのであります。われわれは、この意外の感覚に、ある過去の記憶の一部分を混じて、迷わさるることがあります。

エー、何年ほど前のことでありましたか、このような事実があります。