Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいだん
妖怪談
井上 円了
Lesen Sie 妖怪談 (ようかいだん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.157 Zeichen · 25 Bildschirme
心はいかなるものかと探るものも、また心の作用なり。また、心はなになになりと言うも、心はありと言うもないとするも、また不思議とするも、みな心の作用なれば、ただ心が心のことを言うのでありますから、分かったと言うのも心なれば、分からぬと言うも心でありますれば、あたかも自分の眼では自分の眼が見えぬがごとく、また自分の力で自分を上げることはできませぬがごとく、心で心を知ることはできませぬ。そこで、仏教ではこれを妙心と申します。これほど大きなる妖怪はありませぬ。これが妖怪の親玉でありまして、人々自分自分御持参のことでありますれば、別にほかに向かって妖怪の求むべきはありませぬ。ただ、これをお話しすればたくさんでありますが、やはりこれを知らんには、多くの例を話さんければ分かりませぬから、先刻からいろいろの話をいたしました次第でございます。時間もだいぶうつりましたから、今晩はまずここで御免をこうむります。(完)
先生独特の玄談妙話。その写実をやや全からしめざるは、深く余の遺憾とするところ。読者諸君請う、誤認の責、羅して余が筆にあり、これをゆるせよ、これをゆるせよ。