Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

よめとりむことり

嫁取婿取

佐々木 邦

Lesen Sie 嫁取婿取 (よめとりむことり) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 85.654 Zeichen · 175 Bildschirme

Aozora Bunko

矢張り角張り婿三郎君の真似だ。父親の姿が見えないと、態度が全く違う。

春子さんはもう相手にならず、

「お母さん、三郎は念入りですから先輩だの友人だのと手蔓を頼って問合せばかりしていますの」

と問題に移った。

「御苦労さまね」

「今日も朝から出て参りました。あれじゃ果しがございませんわ」

「一々出掛けますの?」

「えゝ。手紙じゃ通り一片のことしか申しませんからって」

「それは然うでしょうが、大変ね」

「同じ好いと言っても、本当は感心していて言うのか、義理で言うのか、手紙じゃ分らないんですって。それですから、一々面談よ。その時受けた印象を点数で現して、成績表みたいなものを拵えていますわ。矢っ張り先生ね」

「然う手堅くやって下されば、間違ありませんわ」

と母親はその労を多とした。

「今迄の所では七人から伺った平均が七十何点ですって、八十点にならなければ、御推薦は出来ないと言って、一生懸命よ」

「して見ると余りよくないのね」

「いゝえ。点が辛いんですわ。根掘り葉掘り訊いて、御返事がアヤフヤだと、悪い方にしてしまうんですもの」

「その方が間違なくて宜いわ。何方かといえば」

「例えばお酒の問題でしょう。