Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもどうし
子供どうし
小川 未明
Lesen Sie 子供どうし (こどもどうし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.114 Zeichen · 5 Bildschirme
学校から帰りの二少年が、話しながら、あまり人の通らない往来を歩いてきました。
「清ちゃん、あのお庭に咲いている赤い花はなんだか知っている?」と、一人が、立ち止まって垣根の間からのぞこうとしたのでした。
「孝ちゃん、花じゃない、赤い葉鶏頭だよ。」
「ちょっと見ると、花みたいだね。」
「孝ちゃん、この門は古いんだね、ここについているのは、呼び鈴だろう。」
「呼び鈴だけど、きっときかないんだよ。」と、孝二がいいました。
「どうして? 押せば鳴るんだろう。」
「だって、線がついていないじゃないか。」と、孝二が、あたりを見まわしていました。
「押してみようか。」
「もし、人が出てきたら、どうするの。」
「逃げようよ。」
二少年はそんなことをいって、顔を見合って笑いました。
「孝ちゃん、お押しよ。」
「清ちゃん、お押しよ。」
「よし、押してみようか……。」と、清吉が、脊伸びをして、ボタンに指をつけようとすると、孝二は、はや逃げ腰になっていました。
「孝ちゃんずるいや、いっしょに逃げようよ。」
そういって、清吉は、白いボタンを押したのですけれど、なんのてごたえもありませんでした。
「だれもこないよ。