Japanische Klassiker mit Furigana
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こども・こども・こどものモスクワ
子供・子供・子供のモスクワ
宮本 百合子
Lesen Sie 子供・子供・子供のモスクワ (こども・こども・こどものモスクワ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 16.440 Zeichen · 33 Bildschirme
いろんな問答をした。
――ターニャ、労働科はもう何年ですむの?
――今二年目だからもう一年です。
――女何人ぐらいいる?
――少いですよ、たった九人。
猫が好きな例の鉢植の植物へ吸のみから水をやりながらターニャは考えぶかい眼つきで云った。
――われわれんところでは、一般に云ってまだ女がどうしてもおくれてます。生産に働く労働婦人の間でも、高い資格を持ってる女の数は、男より低いんですもの。それに労働科は大抵昼間働いてからだし、勉強も相当骨が折れるし、女はやり通せない場合もあるんです、家庭と子供を持ったりするとね。
――どう? あんたにはやり通す自信がある? そういう体で昼間働いて、夜また勉強する、時々辛いこともあるでしょう。
――何ともありません。辛いと思ったことは一遍だってない。労働科ではほんとに勉強したいと思う者だけ勉強してるんです。ただ時々眠いことってったら! どうしたって目のあいてないことがあるんですよ、並んで順ぐり居眠りしてる恰好ったら! オイ! たまらない。
ターニャは自分でふき出しながら、ほっぺたの上から金髪をかきのけた。
――でも、みんないい青年たちなんです。