Japanische Klassiker mit Furigana
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たからづかおいたちのき
宝塚漫筆
小林 一三
Lesen Sie 宝塚漫筆 (たからづかおいたちのき) von 小林 一三 (こばやしいちぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.995 Zeichen · 53 Bildschirme
というふうに、はさみとのりでどんどん脚本をつくった。さすがの先生も、それには閉口して、泣きを入れて帰って来た。こんな訳で、初期のものは安藤君のつくったものより、私のつくったものの方が多いくらいだ。
大正三年四月からやった「ドンブラコ」、これは北村先生のもので、八月一日から安藤君の「浦島太郎」、私が「紅葉狩」、安藤君の「音楽カフェー」、四年には薄田泣菫の「平和の女神」、「兎の春」、「雛祭」、安藤君は薄田のものをよくやっていた。とにかく、この頃は少し困ると『よしよし』といって、私がすぐひき受けるものだから、人の力を借りなくても、宝塚でどんどん作品ができた。
それが大正七、八年まで続いて、やや成功して来たので、私はのりとはさみを人に譲ってやめた。私がやっている時分はほんとうの田舎娘の集まりで、内々で好きなものがやっていたのだから、それでよかったわけだ。
そのころの女の子は、膝から上はどんなことがあっても出さない。もっとパッとまくって、足を見せなくてはいかんといっても、膝までは出すけれども、膝から上を出すなんて考えてもおらなんだから、先生方はどんなにやかましく? いっても、いうことを聞かない。