Japanische Klassiker mit Furigana
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かんぶな
寒鮒
佐藤 垢石
Lesen Sie 寒鮒 (かんぶな) von 佐藤 垢石 (さとうこうせき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.334 Zeichen · 3 Bildschirme
脈釣りの場合は舟の横から流れに対して竿を直角にならべ、穂先の動きが見やすい位置に座するのがよろしいのである。寒鮒の餌に当たる振舞は実に微妙である。実にものやわらかである。だから浮木や穂先の動きも極めて微かであるから、これを見のがすと釣れないことになる。無念無想、微動だものがさじと水面と竿先へ見入るのである。
仕掛けの全長は竿より五寸乃至一尺長くするのがよかろう。道糸は秋田の渋糸十五本撚りで充分である。鈎素は浮木釣りの場合は四寸か五寸で、脈釣りの場合は一尺くらいの長さにする。鈎素のテグスは毛抜きを使用する必要はない、磨きの一厘柄で結構である。錘は、流速の様子によって調節するのであるが、一匁から三匁くらいまでの間の錘が水底へつかないほど速い流れには寒鮒は棲まぬものと考えてよかろう。
餌は、形の小さい色の赤い蚯蚓もいいが、寒鮒にはボッタが断然成績がよろしい。ボッタというのはボウフラの一種である。潮の影響のある流れでは、イトメやゴカイを使うのである。ボッタを用いる時は小型の鈎がよく、蚯蚓の時はそれほど小さな鈎でなくてよろしい。とにかく鈎の大小は好みであるから、自分でやってみて具合のいいのを使うものである。