Japanische Klassiker mit Furigana
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ねぼけ
寝ぼけ
夢野 久作
Lesen Sie 寝ぼけ (ねぼけ) von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 926 Zeichen · 2 Bildschirme
来てみると運動場には誰もいず、一パイに水たまりが出来ています。教室に行ってみると、ここもガランとして鼠一匹おりません。
変だなと思っておうちへ帰ってみると、家中の人は皆、太郎さんの顔を見て一時に笑い出しました。
太郎さんは憤って、
「何故僕を笑うの。僕は寝ぼけていやしない。運動会がお休みの時の用心に鞄をちゃんと持って行ったんだ。そしたら学校に誰もいないんだ。教場にもいないから変でしょうがないんだ」
と泣き出しそうな顔をしました。
みんな死ぬ位笑いながら言いました。
「太郎さんはまだ寝ぼけているの。今日は日曜じゃないの。運動会がなければ学校はお休みですよ。お母さんが運動会があると言ったのがわるかったのね」
太郎さんは恥かしさと口惜しさにとうとう泣き出しました。お父さんはその背中を撫でて慰めて下さいました。
「感心感心。日曜までも勉強をする児はお前より他にない。泣くな泣くな」