Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ちいさいこども
小さい子供
宮本 百合子
Lesen Sie 小さい子供 (ちいさいこども) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.487 Zeichen · 7 Bildschirme
私でさえ一種の緊張を感じた程です。
私共は休所のお婆さんに会う事を楽しみにして居ました。
行って見ますと、寒くは有るし正月では有るしと云うので店を閉めて、よくお茶等を飲んだ床几なども足を外に向けて高い所に吊りあげて仕舞ってありました。失望は仕ましたものの、前に幾度もお煎餅を食べたりした所だと云う事は少なからず弟の気を引き立てて却って静かな人の居ないのが嬉しいと云う様な気を起させました。
私は自分の居る所の番地も知らずに居る罪のない後生願いの婆さんの事を可愛らしく思い出しながら、大変愉快そうに頬を火照らして微笑して居る弟の顔を見て居ました。
四月に大塚の一年に成った彼は今お伽噺に魂を奪われて居るのです。
生れつき逞しい想像力を持って居るので時々すっかりお伽噺的な気持に成って仕舞って夢の様な事を云ったり考えたりする事が有るのですが、今も丁度そんな気持になったと見えて、突然如何にも衝動的に、
「僕、術でもって人間を作って見せる。
と大変威張って云い出しました。
私は場所が異った珍らしさで種々に心の動かされて居る子供を興味深く見て居ます。
「まあそうそりゃあ好い、