Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちいさいこども

小さい子供

宮本 百合子

Lesen Sie 小さい子供 (ちいさいこども) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.487 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

二人はゆるゆる芝の上を歩きながら話して居ます。

「姉ちゃんにもくれない?

「さあ、

一体ねこれは誰にも教えられない事なの。

だけど姉ちゃんだから殊別にそんな金の蜜柑の有る事丈は教えてあげたんだけど……

自分で見つけて来なけりゃあ。

そいからねまだする事があるの。

こないだ地図見たら太平洋の真中があんまり明きすぎてるからあすこへ一杯国を作ってやろうや。

ね、そうしたら随分面白いだろうなあ。

手足をピンピン振り動かして跳ね廻る程面白がり始めました。

遠くの方をながめながら、

「彼方の方を真赤な真赤な袴をはいて青い着物を着た人が二人行けば好いなあ。

とか、いきなり乾いた草の根元をのぞきながら、

「や、彼那小人が居らあ。

皆鈴を下げて黄色の着物を着て居る。

と云ったりします。

あたりに見る人はないのですし私だって幾らか気が軽くなって居るので、黒土の現れた所へ来ると、わざわざ腰をまげて手で目鏡を作りながら、

「あら御覧なさい、

ここは真くらですよ。

まあ彼那お爺さんが提灯を持って行きますよ。

いつんなったら明るく成るんでしょうねえ。

と云ったり、水道が藁の着物を着て立って居るのに、