Japanische Klassiker mit Furigana
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ちいさきいえのせいかつ
小さき家の生活
宮本 百合子
Lesen Sie 小さき家の生活 (ちいさきいえのせいかつ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.540 Zeichen · 18 Bildschirme
従って、貯蓄はない。
二人の分を合わせて三百円もあるだろうか。
朝、大抵八時半から九時半までに起る。朝飯後、一時頃まで書きつづけて食事にする。
それから髪を結い、日当ぼっこをし乍ら、読んだり、小さいものを書く。三四時頃Aが帰宅し、夕飯六時。一時間も、肴町、白山の方を散歩し、少し勉強し、風呂に入り眠る。
プルタークの英雄伝を読み、シーザー、アントニオ、カトウ時代のギリシア、ローマ人の生活を、非常に興味深く覚える。
プルタークは、冷静に彼等を伝記者として扱う心持で居ただろう。然し、今日の我々から見ると、彼自身も亦、彼の書いた英雄共と種々な角度に於て交渉を持った一公民としての、心情を吐露して居る。
家を引越し、もう少し周囲の高級な、部屋ももう一つ位多い処へ行きたい希望がある。然し、目下の所、いつ其が実現されるか難しい。我々の経済状態では、六七十円の家賃は、あまりうれしくない。高く出すと、出せない時もある心配が要る。
此割合で行くと、二十八坪ばかりあることになる。
これ丈果してあるのか? 処々、実際のプロポーションと異るような感じのする処がある。
此間から、どうかして、今の家のプランを画いて見たいと思って居た。