Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ちいさなとしちゃん

小さな年ちゃん

小川 未明

Lesen Sie 小さな年ちゃん (ちいさなとしちゃん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.616 Zeichen · 4 Bildschirme

Aozora Bunko

おじさんは、その家を出て、お隣へいきました。お隣も、

「いま、お薬がありますから。」と、いって、断っていました。おじさんは、なにか、ぶつぶついいながら、その家を出ました。

今度は、しず子さんのお家です。いつのまに、だれかご門の戸にかぎをかけたのか、おじさんが開けようとしても、戸は開きませんでした。

これを見ていた年ちゃんは、この薬箱を下げたおじさんが、かわいそうになりました。このとき、年ちゃんは自分の家のお母さんは、このおじさんから、お薬が買ってあげるだろうと思いましたので、

「おじさん、僕の家は、あすこよ。」と、年ちゃんは小さな指で、自分の家を指して、おじさんに教えました。

おじさんは、年ちゃんの顔を見ました。

「お坊ちゃんのお家は、あすこですか?」

「僕の家は、あすこよ。」

「坊ちゃんは、いい子ですね。」

おじさんは、青い顔にさびしい笑いを浮かべて、年ちゃんの頭をなでてくれました。しかし、おじさんは、せっかく年ちゃんが教えたのに、年ちゃんのお家へは寄らずに、いってしまいました。

「どうして、おじさんは、僕の家だけ寄らないのだろうな?」と、年ちゃんは、不思議に思いました。