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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちいさなおとうと、りょうちゃん

小さな弟、良ちゃん

小川 未明

Lesen Sie 小さな弟、良ちゃん (ちいさなおとうと、りょうちゃん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.039 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

「良ちゃんには、光っていれば、みんな銀になって見えるのね。」と、お姉さんは、その後ろ姿を見送りながらおっしゃいました。お姉さんには、その無邪気なのが、なんとなくいじらしかったのです。

きょうも、また、良ちゃんは、兄の英ちゃんに、釣りにつれていってくれと、泣かんばかりにして頼んでいました。

「やだ、おまえ一人でゆけばいいだろう。だれかお友だちを誘って……。」と、英ちゃんは、いっていました。

「ねえ、つれていってよ。」と、良ちゃんは、頼んでいました。英ちゃんは、釣りざおの糸をしらべたり、浮きをつけかえたりしていましたが、

「もう生意気なことはいわんな。はいといえばつれていってやる。」と、いいました。

「もういわんから、つれていってね。」

「ああ、よし。」

「うれしいな。」と、良ちゃんは手をたたいて飛び上がりました。

「みみずを取りにゆくのだから、これを持っておいで。」と、英ちゃんは、いいました。

小さな良ちゃんは、片手に紅茶の空きかんを持ち、片手に手シャベルを握って、兄さんのお供をしたのです。

「まあ、威張っているわね、にくらしい。」

窓から、小さな兄弟、二人の話をきき、出てゆく後ろ姿が見送っていたお姉さんは、いいました。