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Japanische Klassiker mit Furigana

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こねこはなにをしったか

小ねこはなにを知ったか

小川 未明

Lesen Sie 小ねこはなにを知ったか (こねこはなにをしったか) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.213 Zeichen · 11 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「きっと家へ帰れなくて、うろうろしているだろう。かわいそうだな。」

「そんなら、捨てなければいいに……。」と、最後に、姉さんはいいました。

「僕が捨てるといったのでない。姉さんが、あんなねこ、捨ててしまえといったのでないか?」と、上の弟は、怒りました。

こんなことで、三人の子供たちがいい争っていると、そばで、これを聞いていた、お母さんは、

「もし、今晩にでも、ねこが帰ってきたら、三人は、かわいそうだから、よくめんどうをみてやるんですよ。」といわれました。

「こんど帰ってきたら、お母さん、僕一人でみてやる。」と、末の弟が、答えました。

「それは、もう捨てられはしないわ。」

「ほんとうに、かわいがってやろうね。」

三人は、そういって、昨日とは変わって、どうかして、ねこが帰ってきてくれればいいと心に願ったのでした。

その夜は、ついに、ねこは帰ってきませんでした。そして、二日めの晩に、勝手もとで、ねこの泣く声がしたのであります。

「あっ! ねこが帰ってきた!」といって、三人は、飛び出しました。

子供たちは、争うようにして、ねこを抱き上げたのでした。

「よく、おまえは帰ってきたな。