Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
Lesen Sie 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) von 正岡 容 (まさおかいるる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 163.270 Zeichen · 325 Bildschirme
は少なくなり、五日十日と経つうちには必要のところ以外では決してオクビにもださないようになってしまった。
お湯とお茶の飲み分け方。
つづいてそうしたちょっとした心掛ひとつだが、なかなか気の付かない呼吸も教えられた。お湯は熱いかぬるいかの加減を表情に示すだけでよかったが、お茶はさらに舌の上で味わいを吟味してみせる表情が必要。それが両者のちがいだった。
四季それぞれの水の飲み方。
寒さ暑さで飲む人への心持もちがうだろうし、息せき切ってきた人の水の飲み方と、酔醒の水千両の飲み方ももちろんちがった。
二階で話している人の声と塀の節穴から呼んでいる人の声。
二階の話し声はあたかも紙一重隔てているがごとく聞こえなければならなかったし、節穴からの呼び声は火吹竹を口へあてがって喋るごとき、そうした音声に聞こえなければ決して、「真」とはいわれなかったのだった。
扇を箸に、蕎麦とうどんの挟み分け方も難かしければ、いろいろのたべ物のたべ分け方もまた大へんだった。
しかも師匠は皮肉でへんなものを食べるところばかりを次々と稽古させた。
まず羊かんはいいとして、長崎土産カステーラを食べてみろといわれたにはハタと困ってしまった。