Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんのしょくもつ
少年の食物
木村 荘八
Lesen Sie 少年の食物 (しょうねんのしょくもつ) von 木村 荘八 (きむらしょうはち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.263 Zeichen · 11 Bildschirme
その他原田十吉の門破りとか、馬を連れた福島中佐など――この福島中佐には別にガラスの玉で、中に水と紙の粉と福島中佐の人形とが仕組んである玩具を持っていて、殆ど一日に一度や二度はきっとその玉を振って見る。するとバラバラと馬上の小さな中佐へ大雪がふりかかります。じっと見ている間に段々静まる。シーンとして、遠くへ行ったようの気になります。
当時私の家はそっくり硝子戸の造りに、その硝子が一こま一こま、赤、青、黄、紫、白、と、五色の市松になっていました。二階で日なたにいると広間の畳へ不思議な色模様が染まります。その西日を受けた赤などの色は、余り気持のいいものではありませんでしたが私はよくその中の一つ色を選っては、互ちがいに飛んで歩いて、そこで遊んだことがあります。
海や山は私は殆ど中学へ行く迄知りませんでした。芝公園へ行くと深山へ入ったようの気がしたものです。大てい家にばかりいて、絵は初めから好きでしたから殆ど小さい時分からよく描いていましたが、同時に鳴物が好きで、種々の楽器を好んで鳴らしました。手風琴、吹風琴、ハーモニカ、明笛など。或いは楽器で遊んだ時間が子供の中は一番多かったかもしれません。