Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
たこに乗って空中にのぼることは、いうにはやすく行なうにかたい。まかりちがえば、一命をすてねばならない。底深い沈黙がつづいた。
「ゴルドン君、きみがだれか指名してくれたまえ」
と富士男が沈黙を破った。
「いやぼくにはできない」
とゴルドンが悲しそうにいった。
「ぼくがゆきます」
と次郎はさけんだ、と、これにしげきされたように
「いや、ぼくを、ぼくを!」
とドノバン、イルコック、グロース、バクスター、サービスが同時にさけんだ。
「いいえ、兄さん、ぼくです、この大任はぼくがやるのが当然です、兄さん、ぼくにやらしてください」
「次郎君、きみは小さいんだ、それは年長組のひとりのぼくがあたるのが当然だ」
とドノバンがいった。
「そうだ、ぼくがあたろう」
とバクスターがいった。
「いいえ、諸君、この大任はぼくにあたえられるべきです、それが義務です」
「なぜだ! 次郎君! きみにだけどうしてその義務があるというのか」
とゴルドンがやさしくいった。
「ぼくは、ぼくはみなを救わねばならない義務があるのです」
ゴルドンは、次郎の日ごろと異なる真剣な態度を見て、いぶかしく思った。
「次郎君はあまり昂奮している、いたわってやってくれたまえ」