Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
この地が大陸につづいているなら、かれはここに長くとどまらずに、もっともっと内地のほうへ進んでゆきそうなものだ、それもせずにここで死んだのは、この地がはなれ島であるしょうこでなかろうか。
この人さえも救いをえずに、ここで死んだとすれば、ぼくらもとうてい救われる道はあるまい。
四人はふたたび洞穴へかえって、いま一度、内部をくわしく検査することにした。洞穴の四方の壁は花崗岩で、すこしの湿気もなく、また海からの潮風もふせぐことができる、内部は畳数二十三枚だけの広さだから、十五人の連盟少年を、いれることができる。
一同はそれから、すみずみからいろいろな器具を発見した、そのうちにドノバンが夜具をうちかえすと、一さつの手帳があらわれた。
「やあ、これはなんだろう」
サービスは顔をよせて、手帳をのぞいた。
「なんだかわからない字だ」
「エジプトの字だよ」
「支那の字だ」
三人がののしりさわぐのをきいて、富士男もそばによった。
「なんだろう、これは」
「どれどれ」
富士男は手帳をちらと見た。
「やあ日本の文字だ」
一同はおどろいて富士男の顔を見やった。
「ぼくの国の文字だ、ぼくはニュージーランドで生まれたけれども、父と母に日本の字を習ったからよく読める、だがこれは紙が古くなり字が消えてるから、読みようがない、しかし……」