Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
声はまさしく穴の底である。縦横にわたした枝はくずれおちて、なんとも知らぬ動物が、おそろしい音を立ててくるいまわっている。
「なんだろう」
ドノバンがいうまもなく、富士男は声高くよんだ。
「フハン、フハン、ここへこい」
主人の声をきいたフハンは、矢のごとく走ってきた、かれは主人の顔をちょっとながめて、すぐ穴のはしから底を見おろした、とたんに電光のごとく穴のなかへおどりこんだ。
「みんなこいよ」
と富士男はうしろの少年たちにいった、少年たちは先をあらそうて走ってきた。
「なんだろう」
「ひょうか」
とウエップがいった。
「クーガル(ひょうの一種)かもしれない」
とグロースがいった。
「いや二足動物、だちょうだ」
とドノバンがいった。じっさいそれは、アメリカだちょうと、称せらるるものであった。全身は灰色で、その肉は佳味をもって賞せらる。
「生けどりにしなくちゃ」
とサービスがいった。
「うん、きみが一生けんめいに穴をかくしたかいがあったね」
とドノバンが笑った。
「だが生けどりはむつかしいよ、あの大きなくちばしでつっつかれたらたまらない」
「なあにだいじょうぶだ」
サービスは身をおどらして、穴のなかへとびこんだ、穴のなかでは猟犬フハンと、だちょうが必死になって戦っていた。