Japanische Klassiker mit Furigana
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ばけものばなし
岸田劉生随筆集
岸田 劉生
Lesen Sie 岸田劉生随筆集 (ばけものばなし) von 岸田 劉生 (きしだりゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.344 Zeichen · 30 Bildschirme
まして、ろくろ首にしたり、鉄棒を持たせたり大入道にして、ラングイヒゲを生やしたりすると一層滑稽になる。
一つ目の味はぬるりとしたちょっと奇形児の如なきみのわるいところにある。一体日本の妖怪の凄さはそういうところにある。この事は後項にややくわしく考えよう。
ともかく一つ目の味は、へんに生きたようなきびのわるいところにある。短身で、頭がひどく大きく、色は白く、口があかい。こういう奴はどこかにいそうな感じがある。
一体目というものはミスチックなものだ、近代フランス美術界で名うての、ルドンも一時盛に目の玉をかいたものだ。大きな目の玉だけが、空中に太陽のように輝いている図などもあったが相当にミスチックなへんな夢のような感じがとらえてあった。彼は一つ目をもっと端明に、エキスプレスして表現したものだといえる。
しかし東洋の一つ目の方がどうもリアリスチックでへんに味が濃く、きみが悪いと思う。
日本妖怪の病的感
日本妖怪の感じは概して病的である、前項にちょっと一つ目小僧の感じが奇形児に似ている事をかいたが、古い画巻の中に図の如き妖怪を描いてあるのを江馬務氏の著の中にみた事がある。