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Japanische Klassiker mit Furigana

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こうじょうしんぶん

工場新聞

徳永 直

Lesen Sie 工場新聞 (こうじょうしんぶん) von 徳永 直 (とくながすなお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.771 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

『赤煉瓦』は、立派な工場新聞になってゆきつつあった。葉撰部に十三、砂掃の第一に八、第二に二十一枚、そのほか『原料部』や『截刻部』なぞ合せて、六十から入った。

タツは、『赤煉瓦の会』へ、初めていってから二タ月もたたぬうちに、自分が世間に対する、特に『工場』に対する『見方』がすっかり変ってきたのに、自分でもおどろいた。

「ちょっとタッちゃん」

三時の休憩後、機械についてると、相棒のおせいがそばへ寄ってきた。おせいも『赤煉瓦』の読者だった。

「あのね」

耳許で手をラッパにして話すのを、タツは最初ビックリした。意地悪な三ノ組の組長、服部フクに四ノ組のシゲちゃんというのが、うっかり『赤煉瓦』を拡げていたとこを、めつけられて取りあげられたというのだ。

「でも大丈夫だ、あたいが取りかえしてやったのさ、だけどあいつのことだから……」

ガラっ八なおせいも、昂奮した顔色だった。

「だからね、あたいたちみんなで、服部フクを殴ちゃおうじゃないか」

おせいのやりそうなことだった。タツもしばらく考えていた。

「どういう風にして……」

「かまわないから七八人で、こッぴどくいじめてオドカすんだよ、相手は『犬』