Japanische Klassiker mit Furigana
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ひらがたけとうはんき
平ヶ岳登攀記
高頭 仁兵衛
Lesen Sie 平ヶ岳登攀記 (ひらがたけとうはんき) von 高頭 仁兵衛 (たかとうじんべえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.907 Zeichen · 27 Bildschirme
ことが出来なかったが、瀑布だけでもかなりの壮観であった、鱒魚を捕える漁夫小舎にいた老人が、中食の菜にというので焼いていた鱒魚の一片を自分に贈ってくれた、瀑布から少しく行くとヒルバに達した、これが銀山平の最終の人家である、幾分か時刻は早いのであるがここで中食した、十一時十分にヒルバを出発して山毛欅の大闊葉樹林の中に通じている、岩魚釣りの通路を辿って行くことになる、県の事業として椎茸を培養している所がある、熊笹を分けたり小渓を登ったりして二時四十分に只見川に降った、ここをキンセイと呼んでいる、ここから只見川を上って三時十五分に白沢の出合に着いた、此処で荷物を減ずるために米の袋を、降雨や増水があっても流失や湿らぬ用意して置いて行った、只見川に別れて白沢を溯る、徒渉というよりは全く川を蹈むのである、約一時間半でその日の露営地と予定していた不動瀑布の上に来た、時計が五時半を指していた、此処は樹木も多いし川にも近いしそれ以上には適当の場所がないから、平ヶ岳登攀には非常な重要な地点である、ここまでは岩魚釣りが来る、不動瀑布は殷々として遠雷のような音をたてているが、断崖峭壁で囲繞されているのでその本体を見る