Japanische Klassiker mit Furigana
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ひらがげんないとりものちょう
平賀源内捕物帳
久生 十蘭
Lesen Sie 平賀源内捕物帳 (ひらがげんないとりものちょう) von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 19.159 Zeichen · 39 Bildschirme
「するてえと、何か、たしかなお見込みでも」
「さんざん縮尻ったが、今度こそ、大丈夫」
「大丈夫って、どう大丈夫」
「謎が解けた。……迂濶な話だが、大切のことを見逃したばっかりに、無駄骨を折った。……三日の日も八日の日も、それからまた十六日の日も、いずれも、雪晴れのいい天気だった。ところで、その次の日は、どんよりと曇った日ばかり」
「へい、そうでした」
「つまり、三人の娘は、雪晴れの天気のいい日ばかりに殺されている」
「そのくらいのことはあっしもよく知っております」
「黙って聞いていろ、まだ後があるんだ。ところでその三人の娘はみな源内先生創製するところの梁に銀の覆輪をした櫛を挿している。……なあ伝兵衛、そういう櫛に日の光がクワッと当るとどういうことになると思う」
「まず、ピカリと光りますな」
「その通り、その通り」
「馬鹿にしちゃアいけません」
「馬鹿にするどころの段じゃない。そこが肝腎なところなんだ。……つまり、それが遠くからの目印になる。……なあ、伝兵衛、足跡を残さずに空から来るものは何んだ」
「鳥でしょう」
源内先生は、大袈裟に手を拍って、
「偉い!」
伝兵衛は、ぎょっとしたような顔で、